お着物を仕立て上がった状態のまま、専用の溶剤で洗います。いわゆるドライクリーニングにあたります。

生地、縫い糸共に絹である着物をそのまま水洗いすると、全体的にひどい縮みや色泣き(染料が滲んでしまう)など、様々な問題が起きてしまいますが、水性ではない溶剤で洗うことでそれらの問題を避け、仕立て上がった状態のまま全体を洗うことができます。

下洗い処理として、ご着用時に特に汚れが付きやすい衿・袖口をベンジンで部分洗いし、その後全体を丸洗いします。下洗い処理と丸洗いとで軽度の皮脂汚れやファンデーションなど油性の汚れは落ちますが、汗や水ジミなど水性の汚れは落ちません。

丸洗い後は自然乾燥させ、一枚ずつアイロンがけをし丁寧にプレス仕上げをしていきます。

着物(袷単衣とも)・・・4,950円

長襦袢・羽織コート・・・4,400円

帯・・・4,400円

着物をすべて解き、端縫いをして反物状態にしてから全体を水と専用の洗剤で洗います。

洗い張りすることで全体的な薄汚れも良くなり、生地に張りやツヤも戻ります。全体が雨で濡れてひどく縮んでしまった着物、カビの発生した着物は洗い張りをオススメします。水洗いすると生地が縮みますが、反物状態なので洗い後にはゆのしができ、巾や長さが整います。

解いた部分の元の縫い目のスジは洗い張りである程度伸びますが、消え切らないことが多々あります。生地によってはスジ目の折れ、元の状態次第ではスジ汚れや色ヤケの境目など、洗い張り後でも目立つ場合がありますので、その場合はスジ消しが追加で必要になります。

洗い張り後はお仕立て直しをし、元のサイズやご希望のサイズに縫い上げます。着物にされない場合は反物状態でのご納品となります。

袷着物・・・9,900円

単衣着物・・・6,600円

単衣長襦袢・・・6,600円

近々ご着用の予定がまだある、全体を洗うまではないかな、という時や衿元の軽い汚れだけが気になる場合、衿洗いで処置することも可能です。お袖口も気になる場合は、衿袖口洗いもございます。

ご着用時の汗が気になる場合は、汗抜きで部分的な水洗い処置も可能です。特に胸元や背中など、汗の沈着しやすい箇所だけを洗後々に汗ジミや変色になるのを予防します。

衿洗い・・・3,300円

衿袖口洗い・・・4,400円

汗抜き・・・4,400円~